寒い季節になると、空気が乾燥し、のどやお肌など、体のさまざまな部分のケアが必要になってきます。よく視界に入る部分なわりに、ついついお手入れをし忘れがちな爪は、しっかりケアできていますか?意外と見られていますよ!
爪の役割
普段何気なくモノを掴んだり立って歩いていたりしますが、こうした動きには実は爪がとても重要な役割を果たしています。手の指に爪がなければ力が入らなくなり、思うようにモノをつかむことができなくなります。足の指も、爪がないと踏ん張ることができなくなり、体のバランスを保てなくなってしまいます。小さな爪に、日常生活は大きく支えられているのです。
爪の構造
爪はお肌の角質層や髪の毛と同じケラチンというタンパク質からできています。1層目は縦、2層目は横、3層目は縦にケラチン繊維が並ぶ構造になっていて、表面の乾燥が進むと縦ジワ(爪高縦線)が現れてきます。さらに冬場は空気の乾燥や水回りの家事の際にお湯を使用することで爪の乾燥が進みやすく、二枚爪になったり、爪が割れたりすることもあります。手指のアルコール消毒や食器用洗剤に触れたり、アセトンを含む除光液を使用したりすることでも爪から油分や水分が奪われ、乾燥はますます進んでしまいます。
爪の乾燥対策
爪の乾燥が気になったら、ハンドクリームやネイルオイルで爪まで保湿することが先決です。特にハンドクリームは指先までしっかり塗る必要があります。また、できるだけ水仕事の際にはゴム手袋を着用し、梱包のシールをはがすなど爪を道具代わりに使わないで負担をかけないことも重要です。最近では、ネイルサロンでも男性専用のネイルケアメニューが用意されており、爪のケアは女性だけではなく、営業職などの指先を見られる機会のある男性にも広がりつつあります。意外と人から見られている爪まできちんとケアをして、好感度アップを目指しましょう!