体温が下がると…
ヒトの体温は36.6℃から37.2℃が一般的です。
体温が1度下がると…
・免疫力は約30%低下(さまざまな病気にかかりやすく、治りにくい)
・基礎代謝は約12%低下(太りやすく、やせにくい)
・体内酵素の働きが約50%低下(消化機能・エネルギー産生力が低下)
身体が冷えて低体温の状態では、免疫力や酵素、ホルモンの働きを低下させ、身体がだるい、寝つきが悪く朝は起きづらいなどの不調が出てきます。
食生活を見直そう
寒い冬は、冷えの悩みもいっそう深刻になりがち。体を温める熱の燃料となるのは、栄養バランスのよい食事です。毎日の食生活を見直して、冷えに打ち勝つ体を作りましょう。
筋肉を作るたんぱく質
たんぱく質は、熱産生の約60%を担うといわれる筋肉を作るために必要な栄養素です。
いろいろな種類の食材からバランスよく摂りましょう。

熱を作る燃料となる糖質
糖質(炭水化物)は、熱を作り出す燃料となります。
ダイエットのために糖質の摂取を制限する人もいますが、糖質が不足すると、体は筋肉を分解してエネルギーとして使用します。
過度な糖質制限は、筋肉量低下の原因となってしまうので気をつけましょう。

ビタミン・ミネラルも大切
さらに、食べた栄養素を効率よくエネルギーに変えるためには、ビタミンやミネラルも大切です。
血行を良くするビタミンE、栄養素の代謝を助けるビタミンB群、糖質を熱に変えるときに必要な鉄分やマグネシウム、亜鉛などのミネラルも欠かせない栄養素です。

とろみや発酵食品も有効
そのほかに、体を温める効果のある食材の利用も有効です。しょうがやシナモンなどのスパイス類、ゴボウやレンコンなどの根菜類、酒かすや納豆などの発酵食品がおすすめです。とろみのついたあんかけは冷めにくく、温め効果をアップできます。
特に、しょうがは、その辛みの成分であるジンゲロールに強い殺菌作用があるほか、血行促進作用があり、身体を温め冷えを改善する効果があるといわれています。
さらに新陳代謝を活発にし、自律神経を正常に導いてくれます。炎症を抑える作用もあり、関節痛やリウマチに効果があるともいわれています。漢方薬の原料としても使われています。
水分の摂りすぎは注意
水の代謝が悪い方は、摂取した水分が体温を奪う原因となっていることがあります。
冷たいものや水分 (コーヒー、お茶、果物など)の摂り過ぎは身体を冷やすので、適量に抑え、できる限り体温よりも高い温度で飲食物を摂取することを心がけましょう。